最初は誰でも優しいよ

わたしは遊びに誘われるのが苦手だ。やむを得ず先の日程の予定が決まった日には、カウントダウンが始まる。まだかまだかと指折り数えてしまうから、前日にはようやく来たかとうんざりしてしまうのである。もちろん、全てが全てそうではなくて、気負わない遊びも存在するし、思い立てば吉日なのだけれど、誘われると行くか行かないかの2択に迫られて、断ろうものなら次の予定は行くの1択になるのが未来の借金だと感じる。でも本当は遊びに行きたいので、いざ断わると今度は行けば良かったかもしれないと少し後悔する。どちらにせよ無駄に精神負荷がかかるので、向いてない。つまり、待ちすぎて待ちきれない女なのだ。

今日読んだ小説に真面目だからこそ楽しむことに罪悪感を感じてしまうと書いてあったが、まさにその通りでわたしは楽しいに全振り出来ない人間だと思う。楽しいは真面目さを土台にして成り立つのではなかろうか。幸せとバランスを取らなければ。真面目に生きなければならない使命感。でも最近は少し薄れてきた気もする。真面目に生きていても幸せになれるわけではないと、わたしより遥かに真面目で徳の高い友達も言っていた。

 

プリンエルのプリンが人工的な味でわたしはすき