溶けて無くなる

感情ってそんな簡単に消え失せるもの?

愛情は消耗品かもしれない。持っている量には限りがあって、与えすぎたから無くなっちゃったのかも。今日は心と身体が一致していない1日で、そういう日は自分自身が消耗品のように感じられる。どうでもいい嘘の積み重ね、小さな矛盾にケチをつけたくなる。靴がすり減るように角砂糖がコーヒーに溶けるようにわたしの中で消えて無くなるこれは、嘘じゃないはずなのに。爪が伸びてネイルが浮いて出来た隙間、割れそうだけど触ったら取り返しがつかなそうだから気づいてるけどもう少しだけ見て見ぬふりをする。

最近終電に乗って出かけることが多いんだけど、ほとんど人が乗っていないからちょっとたのしい。街灯もほとんど無いし窓に映っているのは自分で、わたしのことを知らない人たちしかいないどこかに向かってるって感じが安心する。実家にいるときは終電でも人が割といて、ネオンから逃げるようにはやく家に帰りたいと思ってた。100万円と苦虫女っていう蒼井優が主演の、次から次へと自分のことを知らない町へ移住してく映画があるんだけど、わたしも昔からわたしのことを知らない土地に行けば煩わしいことから解放されると思ってた。でも結局住んでたら良くも悪くも他人と関わらずにはいられない。煩わしいことのほうが多いけど、生活するということはそういうことなのかもしれない。

下書きにいれっぱを清算、おなかすいた