寛容と許容

今日友達と先輩と5人で流行のzoom飲みをやっていたんだけど、そのうちの一人が、わたしが今悩んでいるからみんな聞いてあげてほしいと言い出して、なぜか何も言わないうちにみんなにたくさんアドバイスされた。音がちょいちょい途切れるから、わたしが身振り手振りで悩んでいないってことを穏便に伝えようとしても、話は勝手に進んでいるし、その話とはまた別で、関係ない人から電話がずっとかかってきていて、切れたと思ったらラインで「なにしてるの」とか「無視してるの」みたい重めのメッセージがたくさん来るから、両方に対して流れに逆らうことを諦めた。とりあえずアドバイスに笑顔でお礼を言って、話題を変えた。なんていうか善意ではあるし、そういう人だって分かっているし、逆にそういう部分に救われていることがあるから、別に良いんだけど自分の意思に反して話が進行したことに驚いた。

しつこく電話をかけてきた彼は、わたしが彼のことを「のらりくらりとかわしている」と言う。やっぱりバレている、だって面倒なんだもん。実はそれを言ってきたのは2人目で、昔のわたしだったら絶対そんなこと言われなかったと思うからどんどんずるくなってきていると思う。自分のずるさに勝手に苦しみながらも、楽ちんだし意図してやっている節もある。他人の好意に甘んじるって甘美では?悩んで苦しめばいいと思いながら、わたし如きが他人に与える影響なんて大したことないことを知っている。

さじ加減は難しくて、刷り込まれた正しさで生きてきたから人一倍踏み外すことに怯えているのに中庸ではいられない。どうせなら思い切り踏み外せとアクセルを踏む矛盾。ここ最近ずっと会話を矛盾させてることが癖になってきていて、自分でも自分の思ってることがよくわからなくなってくる。言葉と行動の不一致がわたしの存在をより頼りなくしてくれていて、ありがたい。眠くなったのでおわり